西野工房 - NISHINO Japanese-Fun KOBO

  

にかわと顔料などを均一に混ぜ、その日に使う絵の具を調合することから一日が始まります。何色もの泥絵の具は次の折り加工を考えて、色が剥がれないように職人の経験と感覚で混ぜ合わせ作られています。

  

シルクスクリーン版画の技法で飾り扇、舞扇など扇面絵の繊細な濃淡や陰影を数十枚の型を重ねて一つの絵に仕上げていきます。 扇子は折っても絵が割れないように泥絵の具の調合や紙の性質を考えます。
紙は生き物とよく言われ、湿度や気温により1mm2mm縮んでしまうことがあるので刷りの時の位置決めに気をつけ丁寧に素早く刷ります。

型刷りを通して日本の伝統技法を守って行きたいと考えています。

飾り扇・蝙蝠(かわほり)・仕舞扇

西野工房では伝統的な柄、縁起の良い柄、季節の柄などの図案を持っており、また有名な画家の複製も得意とし、二十色から四十色くらいの色を重ねて刷った後、筆で色挿しをし、手描きの様な風合いを出すこともできます。

舞扇子

舞踏用のデザインを起こし、型刷で扇面に糊や顔料を刷り、金箔、銀箔、ホログラム箔の金彩加工を施しています。

夏扇

夏の涼をとるデザインを型に起こし、漆刷り、ラメ刷り、パール刷り、箔加工など様々な柄の用途に合わせ加飾しています。

 


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